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研究の背景と目的
ハートビル法などにより,駅やデパートなどの施設内では,車いす利用者の移動の妨げとなる
傾斜や段差などの障害物に対して対応が取られるようになってきています.
ところが,一歩外に踏み出せば傾斜のきつい道路があったり,段差に囲まれた歩道があったりと,
舗装された道路でも車いすではきちんと利用できない場面がいくつも見られます.
こういった手間と労力を非常に取られる体験は,外出に対する抵抗感に繋がると考えました.
そこで,車いす利用者の自律移動支援を行うために,移動の妨げとなる障害物を回避し,
最適であると思われる安心かつ安全な経路を案内するシステムを作るために,本研究を開始しました.
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