2007年度
「高齢者のためのパソコン入門講座(詳細評価と問題抽出)」
情報バリアフリー研究室 前田昌志
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1.概要

 
 本研究では,パソコンを敬遠しがちな高齢者にいかにパソコンを身近に感じてもらえるかを考察し,高齢者の生活する上での便利なツールとしてパソコンを提案することで高齢者の活動の場を広げることを目的としている.情報バリアフリー研究室では昨年度パソコン教材を使用して実験をして高齢者がパソコンを使用する上でどういった点でつまずくかを全て洗いだし,その解決策として使用したパソコン教材を補う高齢者のパソコン手引書を作成した.今年度は昨年度作られた高齢者用パソコン手引書の有用性を高齢者を対象に実験をすることで調べて改善し,HTMLを使用することにより,パソコンに関しての理解をさらに促進させる「パソコン入門講座」を作成した.

 今年の実験の流れとしては1度目の実験で昨年度作られた高齢者用パソコン手引書の評価をし,問題点を抽出する.そして2度目の実験では1度目の実験で抽出された問題点に関して再評価してもらった.