概要
入力デバイス
被験者
デバイス評価プログラム
実験結果
アンケート結果
結論
リンク
 

 本研究では,デジタルディバイドを解消することを目的とし,4種類のポインティングデバイス(マウス,トラックボール,タブレット,タッチパッド)に対して,高齢者が使いにくいとされるプルダウンメニューによる比較評価を行った.
 比較内容としては時間比較,成功率,標準偏差の客観的評価と,アンケートの主観的評価である.
これらの評価からも,トラックボール,タブレットが使いやすいデバイスという結果になった.また,マウスは日ごろ使用している人からは評価が高かったが,あまり使っていない人からは評価が低かった.最後にタッチパッドは,時間比較,成功率,標準偏差ともに低い結果となった.また,アンケートの結果からもあまり使いやすいデバイスと考えられない.
 今回の実験では,プルダウンメニューについて調べたが,さまざまな操作について調査することで,高齢者にとってどのような機器が使いやすいかさらなる実験,調査が必要である.
また高齢化社会に向け,今後高齢者が使いやすい,簡単な操作のデバイスやパソコンなどが注目されるだろう.