研究の背景と目的 システムの機能 システムの実行画面 まとめと今後の課題 リンク
研究の背景と目的
  近年、日本では少子高齢化が進み、2007年(平成19年)には人口の65歳以上の占める割合は21%を超え超高齢社会と呼ばれるようになった。これに伴い家庭での介護力の低下が問題となっているのではないだろうか。そしてこのような背景から家庭で手軽に使える自助具の必要性は増してくると考えられる。しかし現在、自助具に分類される物の件数は3万件を超え、ほとんどが使えないものであったり購入ができないものである。また一般に出回っているものだけでも500件を超え適切な自助具の選択が困難になってきていると考えられる。この問題を解決するために使用用途や使用対象者を明確に分け、いくつもある販売元をまとめた「自助具検索システム」を作成した。
  今回作成した検索システムには自助具を選択する際わざわざいくつものWebページを訪問しなくてもこのシステムを使えば、自分に適合した自助具を容易に検索できることを目的としている。  本システムに入力した自助具データは一般に市販されている自助具、計460件を集約しカテゴリー検索やキーワード検索、延いては価格帯での検索といったさまざまな検索技法を用いて適切な自助具が検索できるよう考慮した。
システムの機能
対象者、使用用途、種類、製造元について  対象者、使用用途、種類、製造元の中から選択形式である。表3.7に記した一覧の中から選択することができる。
対象者、使用用途、種類、製造元の選択画面
キーワード検索について  キーワードは入力形式全角または半角いずれにおいても入力することができる。また、検索手法はAND検索、OR検索の選択が可能で検索範囲は「名称のみ」、「説明文も含む」の選択が可能である。
キーワードの入力画面
価格帯での検索について  価格は入力形式で半角数字のみの入力である。価格の範囲は0〜9,999,999円までの範囲で検索することができる。
価格帯の入力画面
一覧からの検索について  この部分はJavaScriptとPHPによって作成されている。カテゴリーの使用用途をクリックするとその使用用途に登録されている種類が表示される。表示される項目は図3.12に記す。  また使用用途、種類の横の数字はその使用用途、種類に登録されている自助具の件数をPHPによって表示させ分かりやすいよう配慮した。
一覧の表示画面
一覧の表示項目
システムの実行画面
まとめと今後の課題
まとめ  本研究では利用者に分かりやすいインターフェースで自助具を案内できるシステムを構築した。今後の課題  分類項目の簡略化、および似たような性質、性能を持つ自助具をまとめ、より分かり易いシステムを実現できると考えられる。
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立命館大学 情報理工学部
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