2007年度卒業研究マルチスイッチデバイスによるリアルタイム音声出力システム
新しいコミュニケーションのカタチ。

デモンストレーション

下の画像をクリックすると、製作したデバイスのデモンストレーションが再生できます。(※IEのみ対応)



考察

製作したデバイスを使用するにあたって、主観的評価であるが次のようなことが言えます。

話し相手に注意して聞いてもらえれば、意思の疎通を行うことができました。ただし、他人の会話に割って入るようなことは難しいのが現状です。1対1で会話することは可能であると思われるますが、多人数での会話に使用するためには、いくらかの改良が必要でしょう。

また、出力する文字によっては、聞き取りづらく聞きまちがいが多いということがありました。

ほかにも、ユーザが押しているつもりでも、プログラムでは認識されていないことが、かなりの頻度で起きるという問題が見受けられました。



これからの開発にあたって

最大の課題が、デバイスの小型化です。本研究で製作したプロトタイプは、とてもウェアラブルとは言えないサイズです。携帯することも難しいでしょう。今後、デバイスをどのようにして小さくするかが必須項目となります。

次にユーザの使用感の向上。ボタンの押しやすくすることや、認識精度の向上などが必要です。
様々なボタンスイッチを使ってデバイスを試作したり、認識部の状態遷移などを改良することによって、問題を解決できると考えられます。

今後は、長松氏の研究分野であるユーザとのインターフェースやアクセントの付与など、機能の追加なども求められるでしょう。

PREVOIUS