車いす利用者のための建物情報検索システム


研究の背景・目的

本研究は、試作したシステムを車いすを利用する人が使用することにより、
必要な情報が提供でき、それに伴い外出による不安が解消され、車いすを利用する人が外出しやすくなることを目的としている.


システムについて

システムの特長

・変更を容易に行うため、データベースで管理
・表示結果のページを小さくするため、アイコンを作成

システムの構成

システムの構成をDFDで示す

利用者


管理者(登録)


管理者(変更・削除)



実行画面と操作方法

利用者側画面@


入力方法

@ 施設の種類をプルダウン選択
  A       車いす用トイレが必要なときはチェックボックスに印をつける
  B       入り口の幅を半角数字で入力
  C       段の高さ(単位:cm)を半角数字で入力
  D       スロープの長さ(単位:m)を半角数字で入力
  E       スロープの角度(単位:度)を半角数字で入力
  F       ドアの形状を指定するときはラジオボタンに印をつける
  G       一般駐車場または車いす駐車場が必要なときはチェックボックスに印をつける
  H       車の高さ(単位:m)を入力
  I       フリーワード検索を行う
  J検索ボタンを押すことで検索が開始される

利用者側画面2


管理者画面1

@ 建物名を入力

A フリガナを入力

B 営業内容を入力

C 便番号を入力

D 住所を入力

E 電話番号を入力

F ホームページがある場合はURLを入力

G 営業時間を入力

H 定休日

I 地図をサーバにアップし,地図の名前を入力

J 出入り口の幅(単位:cm)を入力

K 出入り口の水平部分の有無

L 段の高さ(単位:cm)を入力

M スロープの有無

N スロープの長さ(単位:m)の入力

O スロープの角度(単位:度)の入力

P ドアの種類を選択

Q 駐車場の有無

R 車いす駐車場の有無

S 高さ制限の有無

21駐車場に高さ制限がある場合には高さ(単位:m)を入力

22 エレベーターの有無

23 昇降ロビーは水平で150cm角あるかどうか

24 エレベーター鏡の有無

25 車いすボタンの有

26 建物階数

27 通路幅120cm以上か

28 車いす用トイレの有無

29 備考の入力

30 完了の際は確認ボタンを押して確認画面の表示

管理者画面2


結論

本システムは,車いすを利用する人が使用することにより,必要な情報が提供でき,それに伴い外出による不安が解消され,車いすを利用する人が外出しやすくなることを目的としてきた.より多くの人にシステムを利用してもらうには,見やすく,分かりやすいシステムにすることが大切である.

 本研究で作成したシステムが少しでも多くの人の不安を取り除き,生活の範囲が広がれば良いと思う.