2004年度卒業研究 
介護保険サービス案内システム

小林 敬治

1.研究の背景・目的

 日本における高齢社会の到来によって介護保険制度を利用する高齢者は増加してきた。
それに伴い、現在ケアマネージャの非独立性が指摘されている。
 本研究ではこの問題を解決するため、誰でも手軽に自分に適した介護保険サービスを判断できるシステムを作成することを目的とした。

2.提案するシステム

システムの特長

○ ユーザ側ではWebブラウザを利用

○ TCPプロトコルを用いたソケット通信の利用

○ Webアクセシビリティへの配慮

実行結果

図1:トップ画面

図2:推奨結果

4.今後の課題

昨年から今年にかけて介護保険制度の大幅な見直しがされた。
しかし、本システムでは新制度に対応していない。よって、本システムも「介護+予防」型へと変更していかねばならない。


3.評価とまとめ

本システム完成後、実際に介護保険サービスを利用している方に、本システムを使っていただき、評価してもらった。
その結果より、実際にその方が現在利用している介護保険サービスを抽出することに成功した。
このことから、評価してもらった人数が少ないので確実にとは言い切れないが、本システムのサービス抽出処理はある程度有効であると言える。
さらに、質問文を音声合成出力することは、ユーザにとって分かり易さに大きな影響があることが分かった。そのことから、音声合成出力も有効であると言える。





処理の流れ




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